Credit
この記事は彗星及び収斂の解説記事にインスパイアされた楽曲解説記事です。不「」の歌詞の模倣元が彗星であることから、この記事を書くことに至りました。
1~2ヶ月ぶりですね、どうも中院です。
すごい今更感はありますが、そろそろ不「」を解説しないとという責任感にやられてこの記事を書くことにしました。
いいですよね、この曲。
基本的に自分でリピートしている曲は自分の自信作なので、今でもリピートしているということは相当の自信作ということです。
曲について
モチーフとしては、不死模倣をベースに乱舞や物語といったいかにも透き通って爽やかな雰囲気の教育枠を各部分で散りばめて模倣した曲といった感じです。(なので「オムニバス」或いは「不死模倣」が妥当でしょうか…?)
また、はや育という音嫋さんによる教育のSpeedcoreアレンジのような雰囲気もイントロに入れたりしてます。相当自由に教育模倣しました。
そんなこんなですごく透き通った爽やかな曲になりました。これがやりたかったんです、僕は。
ちなみにこの曲は自分がPhase Plantを買って初めて作った曲だったりします。この曲でPhase Plantの良さに気付いてから僕はこれ以降Phase Plantをメインのシンセとして使っていくことになります。ありがとうKilohearts。
音作りで特にこだわったのはプラックですね。本家すべあなのような音作りにしても良かったのですが、自分的にはKawaii感じだとか爽やかな感じとかを出したかったのでKawaii Musicで十分使えそうな音に仕上げました。
ジャンルとしてはFuture Drum’n’Bassあたりになるのかな? 自分自身FutureなサウンドとDnBのリズムが好きなので自然とこうなったのかも。あとは彗星の影響もあると思う。
歌詞について
歌詞は基本的に彗星模倣、部分的に乱舞や不死模倣になってる感じでしょうか。
いつも歌詞のテーマは決めているのですが、どうしてもmiHoYoが出てくるのが自分なので出てこないように気をつけました。そして決まったテーマは「夏の海岸」です。透き通った曲には透き通った歌詞を、といった感じですね。
自分自身は歌詞でシナリオをあんま決めないタイプなので本当にざっくりとした感じなのですが、どういう話なのかというと「少女が海岸で美しい景色を見る話」といった感じです。
少女は自由奔放な性格をしていて、それは「鍵を掛けずに扉を開けて駆けていった」というところからも感じられます。
この歌詞は隠喩をかなりやってたりしてて、例えば「水の歌」というのは打ち水のことで、「星の花」「花畑」は花火が空中で咲き誇れる様を表しています。
そんな中で、少女はそんな綺麗な景色に見惚れていきます。特に
もう少し近づけば届きそうで、
手を伸ばし空へ背伸びをして転ぶ。
という部分では、花火に見惚れて「近づきたい」と思っているようです。
恋愛感情でもそうですよね。特に今ではアニメなどのキャラクターへのガチ恋勢も多いのではないでしょうか。そのような届かない存在でも「近づきたい」と思えるような魅力がある、それは本当に素晴らしいことだな、と思っています。
「届かない事は知っていても近づきたい」と思えるような存在は人の人生を豊かにしていきます。この曲での少女もそんな「夢見る少女」の一人なのです。
教育文字について
線分の数が5本と非常にシンプルなこの教育文字ですが、実はこれを一番最初に思いつきました。
多くの曲では曲名をそのまま描画する、といったことが行われていますが、不「」は違います。
「」を縦棒一本で否定することで曲名を表しているのです。
この試みは英語の演習中にふと思いつき、机に直接描きました。
そして授業が終わってから写真を撮ってすぐ消しました。
ただ画像失くしちゃってるのでここには上げられません。ごめん。
一応説明しておくと、「」の短辺が倒れている状態から起き上がることによって出現するところ以外は実際のものと同じですね。
暗号について
行列の積を使いました。正則になるように数列を弄ったりもしました。
詳細な説明は実際に解読した3F22CC7Eさんのツイートを見てください。
不「」 / [全てあなたの所為です。]
— 3F22CC7E (@2cc7_0a7e) October 6, 2024
暗号 解読 pic.twitter.com/jNq62syt6p
あとがき
そんなこんなで色々書いてきましたが、いかがだったでしょうか。
この曲は曲のテーマが自由にできる大括弧だからこそ出せた曲なので、2024年1月の僕に感謝しときたいです。
では。